2004年07月20日

場所に慣れる

 
子供の頃、犬とネコと魚と鳥とウサギを同時に飼っていたことがある。
なんかそれぞれが捕食関係にあったりなんだりしそうな、あやうい関係が築かれていたわけなんですが、
そんなころ、いつもクールでとくに動物たちをねこかわいがりするわけでもないのに、どんな動物からもものすごく慕われる不思議なヒト、うちのおとうさんから、
「犬はヒトになつき、ネコは場所になつく生き物なんだよ」
という話をきいた。

というのとは関係ないけど、ネコっぽい(性格が)といわれることが多いわたし。

で、
縁あって居候生活も早11ヶ月目に突入中のわたしですが、
当初、同居人との生活はいろいろあるけど楽しくて、
でも、いまいちこのまちは肌に合わないというかなんだか退屈というか面白くないかもと感じていました。
アングラ色が強く、自称ミュージシャンが数多く住みつき、週末には若者が買い物に殺到?するとなりのまちとくらべても、ここはもうとんがった角もとれたオトナのヒトが、静かに生活するまちというか、とにかく落ち着いていて、なんだか…。
居候だから文句は言えないけど、自分だったらこのまちで部屋を借りることはないだろうと。

最近、フリーで仕事を始めてから、
部屋にひきこもりすぎるのを避けるために、
iBookを持ち歩いて近所のカフェでお仕事をすることが多いのですが、
なんだか気付けばなじみの店が増えてきた。
仕事に没頭して、ちょうど一息つきたいなあなんていうタイミングの頃合に、いつもさりげなくサービスでケーキを差し入れしてくれる店。(しかも、もともと有名な洋菓子やさんの系列店なので、ものすごくおいしい。)わたしの音の好みを知っていて、行くと必ずや、私の好きそうな音楽を選んでかけてくれる店などなど。
そういうお店は居心地がいいので、仕事もはかどって調子イイ。

この間ちょっと足を伸ばして、となりのまちのカフェまでお散歩して、そこでお仕事していたのですが、
自転車でほんの10分程度の距離なのに、なんだか雰囲気がぜんぜん違う。
いつも新しいお客さんでにぎわせることができるそのまちでは、お店とお客さんの間にそういう一対一のコミュニケーションが発生する可能性がとっても低いんだということに気が付いた。

帰り道に近所の八百屋に寄って、よるごはんの材料を買ったら、
八百屋のおじさんは、よっ、待ってました!と声をかけてくれて、
そしていつものように、はい、660万円〜とかいいながら、端数の2円を負けてくれた。

なんかこのまちに慣れてきてしまった。
都内をいろいろと転々としてきたけど、こんなに居心地いいのははじめてかも…。オトナのヒトの余裕の中で、甘えさせてもらってるかんじがする。
同居人との同居をそろそろ解消して、居候生活に終止符を打つべく部屋さがしをはじめたわたしですが、やっぱり次もこのあたりに住もうと思いはじめました。

すっかりナワバリです。

0719

先日の差し入れのマドレーヌ。幸せ。
 
posted by moonwalker at 04:32| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のぼやき。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。