2004年05月05日

しぜんのかたち


工芸作家のお友達から、料理を持ち寄ってのハウスパーティーに誘われた。
えびとパプリカのピラフを持っておじゃましてきた。
メンツは、休日は農作業もする彫刻家と、山裾の、猪に時折庭を荒らされて困る、というロケーションに暮らす陶芸家、それと主催者のお姉さんも加わったのだけれど、会場となった主催者のアトリエも、そもそも隣りのうちまで車で数分、梅雨の時期は蛍が舞い飛ぶほどに水のきれいな山の中で、とにかく自然がいっぱいすぎてすごい環境下にある。

彼女のアトリエに、わたしははじめておじゃましたのだけれど、広いスペースにはたくさんのガラス棚が置かれ、彼女のコレクションが所狭しと並べられていた。

コレクションの内容は貝殻や珊瑚・蝉やトンボの幼虫の抜け殻など、自然界の美しくて不思議なフォルムたちが大半を占め、あとはミニチュア動物フィギュアなどのおもちゃ類だった。

コレクションをながめていてわたしがなにより心をうばわれたのは、うにの殻だ。

どれも相当魅惑的な美しさだったが、とくに パイプうに という種類はやばい。
ざらっとした表面には、目の細かいファスナーのような質感で曲線が描かれ、その線と線の間にピカピカに磨かれたような白いツブツブの球体が絶妙なバランスで無数に配置されている。
人間がものをつくるなんて無意味におもえてしまうほど、その造形は洗練されてうつくしかったのですよ……
自然には、勝てない。

いなかで暮らしたら?と誘われ、かなり心が揺さぶられた一夜だった。


昔読んだ詩。

まちは ひとがつくりました
いなかは かみさまがつくりました

だからいなかはきれいです
 
posted by moonwalker at 03:30| ロンドン ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | aRT⇔deSIGn | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月26日

love DUB

 
情報を提供するためのWebっていうのは、
Web制作をお仕事にするうえで、かならず求められる要素。
…なんですが、
Webというメディアが可能にする情報伝達の手段は、解説テキストを読んでもらうとか商品イメージをみてもらうなんてことばかりではもったいないくらいに多様化してるわけで。

テレビに頼らずムービーが見れたり、ゲームで時間をつぶしたり、音楽をダウンロードしてみたりなんてこともいまやあたりまえにできるわけだけれど、ただ見る・見せるだけじゃなくって、なんかもう一段階上の情報提供の手段がありそうだと。

言葉で理解できる類の情報を超えて、もっと感覚に直に刷り込まれるような理解を求めることが、で、それを可能にすることができそうだと。

アートというジャンルに於いては、
「感覚にダイレクトに響いてきて、なんかもうものすごく好きだけれど、その理由は言葉ではうまく説明できない」
なんていう感動的な作品にごくたまに出会うことがあるけど、Webではどうか。
Webは、感覚に訴えるビジュアルのみならず、実際に操作させることで、訴えたいものそのものの中にユーザーを取り込んでしまうことが即時にできるところが、やっぱりすごく稀な情報伝達手段ですよね。

たのしくあそんじゃって、しかもビジュアルもかわいくって、そうこうしてるうちに、今自分を取り巻く周囲の空間のムードまでさりげなく演出してくれる。そういう言葉を超えた情報提供を楽しくやってるWebサイトにであって、ちょっと気に入ってます。
Webっておもしろいな〜。

0426

Play!
よかったらちょっと遊んで、この世界に巻き込まれてみてね。

D U B S E L E C T O R
 
posted by moonwalker at 14:03| ロンドン ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | aRT⇔deSIGn | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月21日

タイポグラフィ。

 
今日渋谷で仕事の打合せをしたあと、あまりにもいいお天気なので、光合成がてらそのまま近所をちょっとぶらぶら散歩した。

わたしの住んでいる部屋は、北向きで昼でも電気をつけないといけないくらいに暗いので、こういう日の昼間に外に居る時間があることを本当に幸せに感じる。感謝感謝。神様ありがとう。

で、散歩中に、細い道に面した小さなガレージを発見。車の修理工場のようで、作業着のおじちゃんが3人くらい集まって、解体途中の車を眺めながらなにか相談をしていた。
なにげなく通り過ぎようとしたとき、そのガレージの脇にあったガレージの事務所への入り口に目が留まった。

昔から、なんかこう隣接した建物と建物の隙間とか、建物の小さな開け放たれた入り口とかそういう、小さく区切られて狭くて暗い空間になんだか妙に惹かれてついカメラを向けてしまうわたしなのだけれど、この小さな入り口もなんだかいい雰囲気を醸し出していた。
入り口のとなりに、事務所名を掲げた緑色の看板が3つ、並んでいて。
日本語と、英語表記のものと、関連会社の看板だと思う。
これも、すごくステキだった。
おそらくは相当古いもののようでちょっとペンキも剥げかけているのもまたいいかんじだし、なによりその、フォントがとてもかっこよかったの。フォントっていうか、手書きレタリングに違いないんだけど。

3人のおじちゃんにちょっぴりいぶかしがられつつ、控えめにちょっとはなれて、ひとまず撮影したんですけどね。やっぱしわたしの携帯カメラごときでは、いまひとつきれいに撮ることはできませんでした。残念。

0421 一応、雰囲気だけでも。

で、気をつけていろいろ見てると、街の中にはいろんな文字があふれているのですよね。
イギリスなんかでは、ちょっとした住所表記のプレートや、そこらじゅうにあるPUBの看板なんかの文字が、さりげなくめちゃくちゃ渋くてかっこよかったりするのですが、日本語も捨てたもんじゃないなと。
情報として「読む」のではなく、タイポグラフィを意識して「観る」と、結構楽しいね。るん。




で、おまけですが、これは昨日公園で見つけた文字。

0420

人という字は、人と人が支えあって…。みたいなね。
 
posted by moonwalker at 21:06| ロンドン 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | aRT⇔deSIGn | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月19日

やっぱ映像っていいな。

 
気になっていたtronicの作ったムービーが、
彼らのサイトで公開されていると最近知りました。

creative reviewのコンペで受賞し、onedotzeroで上映されたというムービー、いいです。ウマイです。
思わず胸がときめいてしまいました。

0419
 
見てみてね。
  
posted by moonwalker at 15:22| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | aRT⇔deSIGn | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月12日

デザインしてみよう。

 
洋服のデザインって、プロとしてやってらっしゃる方は別として、
こんな洋服があったらいいな〜なんて考えながら絵に描いてみたり、なんていうレベルであれば、特に女の子だったらだれでも経験したことのある楽しい遊びだと思う。わたしもかつて、そういうお絵かきを沢山したなあと。

こんな企画があります。

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実は高校のウェブ・ページである子が、(自衛隊の制服が)「なぜ迷彩服でないといけないのか?」という単純な疑問を投げかけた。俺も同じことを思う。あの迷彩服だと挑発してるとしか思えん、一応軍隊でないんだし。

そこで、私達が自衛隊の制服をデザインしちゃいましょう

暴力の悪循環を断ち切るには時としてこのようなユーモアなセンスが必要だ、そして平和憲法のある日本の自衛隊はこの暴力に対する戦いの先陣に立ってもらいましょう!

条件:人道的支援に合うような、人をまったく挑発しないデザインやアイディアならなんでも。


下記↓のメールに意見やデザイン募集します!!もちろん写真でもいいですよ。メモリーは小さめでよろしく、なんてたってホットメールなんで(自慢げ)

seifukudesign@hotmail.com

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世の中にはあまりそれを重要視しない人が多いようだけれど、ビジュアルが人に与えるインパクトって、実はものすご〜くデカイと思っています。
思いを伝えて理解してもらうために、人は言葉という記号を使うことが多いけれど、
もっと説明のいらない、パッと見たらもう理解してもらえるどころかダイレクトに感じてもらうことのできてしまう、そういうビジュアルで思いを伝えることができたら、案外言葉で伝えるよりもすんなりと信じてもらうことができるのかもしれません。
  
posted by moonwalker at 09:33| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | aRT⇔deSIGn | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月10日

目にやさしい

 
コンピューターのモニターを眺めていると、
目が疲れるのを超えて、すごく痛くなる。
20時間以上ぶっ続けでお仕事なんかしていると、本当にやばい。

そんなときは、立体視。
モニター上でもできちゃうのだねえ。

monogokoro
テレビヲミテテ


041003

しかも、かわいいハートたち(複数ハート)
 
posted by moonwalker at 17:22| ロンドン 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | aRT⇔deSIGn | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この人はやばい。

 
ヒロ・ヤマガタ氏といえば、
街中でおねえさんが入場無料ギャラリーで〜すと勧誘していて、
一日わずかコーヒー一杯の値段で買えますよ〜という例のキャッチ系アートギャラリーの代表的シルクスクリーン作品群を連想するのはわたしだけかしら。
元美大生のわたしは、ついついあんなもんはアートじゃない、とむしろバカにすらしていたかもしれない…。

ごめんなさい、つい先日まで知りませんでした。
もう10年以上も前から彼の作風はぜんぜん別のものになっていたのでした。
はっきり言って衝撃でした。絶句です。

まだ解明されていない自然の現象、その中でも 特に地球上のすべての生命体の源である太陽のパワーとそれが地球に与える影響に強い興味を抱き、それに対する自らのコンセプトをレーザー光線とホログラムという現在ある最も先端的で精密な光学素材を使って表現、ということなんですが。
すごい。やばい。ぜひ、本物拝見つか体験したいです。
去年横浜で展示してたらしいのですが、まったく存じ上げず…。くやしいです。

0410 041002

もっと見たい方はこちらをどうぞ。
Hiro Yamagata
 
posted by moonwalker at 11:53| ロンドン ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | aRT⇔deSIGn | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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